驚異の催眠術 その3改 微加筆


今日意識はどこにあるのか改という
記事を投稿しましたが、その記事を
理解するのに、良い実例を取り上げて
いる記事を再投稿しておきます。
催眠術によって、いったん自分の
意識が、肉体から催眠術師に移行
してしまうと、肉体を離れた場所で
の感知能力が発揮できてしまったと
いう事です。またその様子を肉体の
外から客観的に眺める事もできて
いるというこの記事は、大いに
ご理解の助けになるものだと思われ
ます。

では元記事です。

意識はどこにあるのか改で説明させて
いただいたように、我々の意識は脳の
中や、肉体の内側に閉じ込められて
いるものではなく、まわりの環境と
一体であるという事です。
今回は、そのことを裏付ける実例を
また一つご紹介しますね。
これまで世界中でそれこそ無数といっていい
くらいの超常現象や超常能力の実例が、
報告されてきましたが、
コリン・ウィルソン氏ほど、その事例を、
多く集めて著書に書かれている人はいない
のではないかと思うくらい、あらゆる事例を
紹介してくれています。
そして、今回は興味深い催眠術の実例を
やはりコリン・ウィルソン氏の著書から
引用させていただきます。

“バーゲンシュティッヒア(引用注:ドイツ人
医師)は超常現象にまったく関心がなく、
催眠下で「透視能力」を発達させた患者の話
などいっさい信じていなかった。しかし、
これが偶然であり得るかどうかを調べるだけ
の度量は有していた。
驚いたことに、彼女(引用注:患者の一人
マリア・デ・ジェロルド)は疑いようの
ないサイキックをあらわした。
マリア・デ・ジェロルドは、催眠術をかけ
られた人間は術師の思考や感覚を共有できる
という、サー・ウィリアム・パレットや
ピエール・ジャネらの見解を裏付けた。
パレットはかつて、自分の手を炎の上に
かざすと催眠術にかけられた少女が顔を
しかめ、砂糖をなめると微笑することを発見
した。マリア・デ・ジェラルドは、次のよう
に断言している。「深いトランス状態に
はいっているあいだ、私の五感はすべて
閉ざされる。ただ閉ざされるだけでなく、
催眠術師のほうに転移される。私は彼の
耳が刺された痛みを感じ、彼の舌にのせら
れた塩や砂糖を味わい、彼の耳に近づけた
時計の音を聞くことができる。そして
彼の指にマッチが近づけられると、私も
火傷(やけど)をしそうに感じるのだ。」
 催眠状態で目を閉じている彼女には、
もちろん何も見ることができない。
しかし、バーゲンシュティッヒアが自分を
見るよう命じると、彼女はまず彼の立って
いるところに影のようなものを感知し、
それからごくふつうの映像を見た-しかも
それは、彼が彼女の背後に立っていようと
変わりがなかった。
    (中略)
奇妙なことに、マリアはバーゲンシュ
ティッヒアとの距離が遠いほど、強く彼を
感知した。
    (中略)
 さらに不思議なことに、彼女は、自分の体
と彼の体が発光性の「電気的」性質を帯びた
「紐」によってつながれていることに気づく
ようになった。シルヴァン・マルドゥーンも
投影されたアストラル体(引用注:霊体の
ようなもの)が同種の紐によって肉体と
つながれていたことを語っているし、
アストラル体投影を体験した者でこれに
言及している者も多い(全員ではない)。
つまりマリア・デ・ジェラルドのアストラル
体は、催眠下でパーゲンシュティッヒァの
のものと接続されていたのであろうか。”

“出典:「サイキック」
       コリン・ウィルソン著
   荒俣宏監修・解説 梶元靖子訳
           三笠書房刊 ”

もちろんその通りです。彼女の見た催眠術
師と接続されている電気的性質を帯びた紐
は、プラズマの事です。このプラズマは、
生命のある間肉体に宿っているもので、
それが亡くなった患者から抜け出る白い
光る雲の事です。これは魂と呼んでもいい
と思います。
つまり彼女の見たレベルというのは、
プラズマのレベルで、催眠術師と自分が
一体になっているという事です。
もともと潜在意識のレベルでは意識は一体
なので、催眠術師とマリアの意識が連結
されるのは当然可能なのですが、トランス
状態にある彼女が、その連結をプラズマの
紐として感知できたのはとても興味深い
ですね。
さらに高いレベルの意識では、全てと一体
である事が感知できるのですが、彼女の
トランス状態では、そこまでには達して
いなかったようです。
ただ五感の肉体レベルでは感知できな
かったプラズマレベルで、催眠術師との
連結が見れたという事なのです。
彼女は催眠による深いトランス状態に
入っている間、意識ははっきりしてい
ます。この点、催眠術の驚異の力その2
で紹介したトムのように暗示をされている
間意識がなかったのとは違います。
これは、潜在意識で覚醒している状態で、
よく超能力者やヒーラーが経験している
状態です。つまり覚醒夢の状態と同じ
です。私も何度か経験があります。
「夢の中で、これは夢だという事に気づき
その夢の中で自在に空中を飛んだりする
ことができる」というものです。
彼女は、意識は覚醒していますが、五感
は眠っています。つまり顕在意識が働いて
いないからです。逆につながった催眠術師
の感覚と自分の意識が一体となっている
ので、催眠術師の五感を感知するように
なったということですね。
またマリアは催眠術師との距離が遠いほど
強く彼を感じたとありますが、我々の五感
による空間認識と違って、潜在意識では、
空間は逆転して感知されるという事ですが、
むしろ潜在意識の方が、本来の空間を感知
できているということだと思います。
今回取り上げたこの事例で、意識は肉体の
内側に存在しているのではなく、潜在意識
のレベルでは、肉体の外の環境と一体で
ある事が理解できるのではないかと思い
ます。連結されている紐を見て、肉体の
内側にも存在していると思われるかもしれ
ませんが、それは意識の一部だということ
です。しかも強力なプラズマ循環をして
いる五感に囚われた肉体意識だという事
です。
それをさらにわかりやすく説明しま
しょう。プラズマの紐を見ているのは
それを客観視しているマリアの潜在意識
ですよね?
つまりそのレベルでは、彼女は自分の肉体の
プラズマ自身でもなく、催眠術師と
つながっているプラズマの紐でも
ありません、彼女の潜在意識は、それを
いわば外から眺めているわけです。
これが我々の潜在意識の存在する本来の
領域だということなのです。
どうでしょうこれで理解していただける
と思いますが。
マリアが催眠によりトランス状態で意識
を覚醒させることが、さらに他の超常能力を
発現させる事になります。それは、物体の
意識に入り込めるサイコメトリーという
超常能力です。それについては、別の記事
で取り上げることにします。

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意識はどこにあるのか改     微加筆修正分


私の神秘メッセージの一連の記事の
ベースになっているような記事は
いくつもあります。
そのベースにあるコンセプトが、背景
にあって記事を書いているという事
がご理解いただけないと、まあよく
あるトンデモ記事だとか、現実的で
ない記事だからほっといていいや、
などとスルーされがちなので、やはり
ベースの記事は定期的にアップして
おいた方がいいと思い、この記事を
再投稿します。

以下が元記事です。

超常現象や超常能力が奇跡だとか、
あり得ないという人は、実は科学的な視点が
抜けているのです。
テレパシーや体外離脱、催眠術などが、
奇跡に思えるのは、我々を物質として
みているからです。
物質としてみていれば、それらの能力は
奇跡のように思えますが、私たちが物質
ではなくて、意識が本来の実体であり、
意識が肉体だけでなく、全てのものと
一体であれば、それらの能力は可能と
いう事になるというわけなのです。
そして実は我々が、視覚的に物質として
分け隔てて見ているものは、波動の
レベルでは、完全に一体のものとして
しか検知されないのです。
たとえば電磁波のレベルでいえば、全く
境界がありません。つまり我々はつな
がっているのです。ところが五感に囚わ
れた起きている時の我々の意識は、視覚
によって物体を分離されたものとして
感知してしまうので、その一体である
という真実の波動領域が理解できないの
です。
ですが、これは科学的事実なのです、
五感という特別な人間特有の感知にこだ
わって、現実から目をそむけては、
物事の真実は見えてこないのです。
本当に真実をみようとしている人は、
超常現象を頭から否定しないものなの
です。疑い深い人は大体この逆を言い
ますよね?超常現象なんか信じる奴は、
現実逃避だというような感じです。
ですが、科学的な観点から、我々は、
電磁気などの波動レベルで一体なの
です。つまり現実的に超常現象を
理解できる時代になったという事ですね。
そして意識が問題です、一般の方は、
意識は脳から生み出されるなどと考える
人がいますが、これも間違いです。
意識は肉体の内側にはないのです。
これも我々の脳波が、外部の電磁波
領域とつながっているからであり、
意識はもっと大きなエリアに存在して
いるのです。
そして肉体の機能が停止して、脳波が
止まっている状態の臨死体験者の
多くが、肉体が健常な時よりも広大で
驚くほど鮮明な意識の覚醒を経験して
いますから、脳の機能は意識に全く関係
ない事が、よく理解していただけるのでは
ないかと思います。
実際ほぼ7日間も大脳の機能が停止して
いた脳神経外科医のエヴェン・
アレグザンダー氏は、臨死体験をする前
には、脳以外に意識は存在しないと固く
信じて、それを患者にもさとしたりして
いたのですが、臨死体験の間完全な覚醒
状態であった自身の経験から、以前の
考えを180度改め、意識は脳に存在して
いるのではないとはっきり著書で公表して
おられます。
その通りですね、臨死体験は脳波が0の
状態である事も多いのですが、その場合
でも多くの臨死体験者が自身の鮮明な意識
の覚醒状態を報告しています。
しかも彼らによると、肉体が健常な時
よりも、広大で自由で自在な意識を経験
できたと証言しているのです。
すでにこれまでも臨死体験者の証言で
紹介してきたように、360度の視野が
同時に獲得できて、人の意識にも入って
いけて、誰がどのように考えているか
とかもわかるようになったという人も
多いです。また意識が肉体から離れて、
自由に空間を移動でき、一瞬で思うところ
にいくこともできたといいます。
実は、これが我々の本来の意識の姿なの
です。そしてこれが現実だということです
ね。日常の生活にどっぷりつかっている
と、ついつい意識は我々の肉体の内側に
しかないと思いがちですよね。
それは仕方がないとしても、超常能力や
超常現象がどういうものか知りたいとか、
本当の事を知りたいとか、超常能力を開発
したいと考えているような人は、できる
だけ、自分の意識を物質や肉体に囚われ
ないようにした方がいいということです。
さて冒頭の話に戻りますが、テレパシー
や体外離脱、催眠術のような能力は、
意識が肉体の外とつながっていると知る
だけで簡単に理解できます。
テレパシーは、肉体的に離れているもの
同士の意思疎通だと考えるから、わから
なくなるだけで、一体としてつながって
いるのなら、別に驚くべきことではない
事がわかりますよね。
また体外離脱で、意識が肉体から離れる
ことができるのも、普段肉体に存在して
いると勘違いしている意識を本来の一体
の状態に戻すだけだとしてみれば、理解
できます。また催眠術で、催眠術者の意識
が、催眠術にかかる人の意識に入り込んで
くるのも、同じく意識が一体であるという事
がわかっていれば、やはり奇跡でもなんでも
ない事がわかりますよね。
そうなんです、簡単なんですよ真実は。
ただ、起きている時の我々の顕在意識は
五感に囚われているので、自身を肉体と
して捉えているため、その一体である
意識をほとんど感知できないのです。
だから、五感に囚われている顕在意識が
超常現象に驚いてしまうのです。
ですが、スローアルファ波からシータ波
以下になるような脳波になるような睡眠
またはトランス状態では、五感の顕在意識
が働かなくなり、本来の一体である
潜在意識だけの状態になるため、まわりと
一体になる状態での超常現象や超常能力を
経験できるようになるのです。
今回のこの事はとても重要なので、また
読みづらいところがあったり、これに
ついてのコメントがあれば、どんどん
お願いしますね。
ただし、単なる個人攻撃だけとか、筋の
全く通らないコメントは受け付けません
のでよろしくお願いします<(_ _)>
次回は、今回の記事を裏付ける好例として
催眠術の実例を取り上げますのでお楽しみ
に(^^)/

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マイケル・タルボット氏の体外離脱体験      原著より


私がこれまでの記事で再三にわたって
引用させていただいているのが、
マイケル・タルボット氏の
「投影された宇宙」
マイケル・タルボット著
川瀬勝訳 春秋社刊

という本ですが、実に私たちが
知るべき真理について、あらゆる
資料をもとに、鋭く深い洞察を
加えながら、なんと超常現象や
超常体験を科学的な説明としても
納得できるようなすごい内容に
なっています。
彼は他にも訳されていない原著
がいくつかあり、量子物理学に
ついての本などは、世界中の科学者
が参考にするほどのレベルだといい
ます。私もそのような原著を
数冊持っております。

彼がなぜこのような、超常現象に
ついて洞察力が深く、科学的な見地
からも破綻なく説明ができるのか、
実はちゃんと理由があるのです。
それは彼自身が神秘体験を常に経験
するような人生を送ってきたから
なのです。
そして少年時代から、彼はこのような
超常現象や超常体験は、誰にも起こって
いるものだと思っていて、彼の好きな
科学で説明ができると信じていた
らしいのです。
ですが、そのような能力は、まわりの
誰も経験するようなものではなく、
科学の世界でもあり得ない事として
片付けられていた事に愕然とします。
彼が信じてきた科学は、世の中の
あらゆる真実に対して、誰にでも
わかるような形で、証明してくれる
ものだったはずなのですが、実際が
そうではないと気づく事になったという
わけなのです。

なぜなら、自分の体験してきた超常現象
は、誰の目にも明らかなもので、現実
にあるものだと、とことんわかっている
のに、信じてきた科学がその事を説明
できないのが、納得いかなかったわけ
です。
そのような彼が成長していくにつれて、
科学界には、天啓ともいえる全く
新しいジャンルが生まれようとして
いました。
それが「量子物理学」というものなの
です。これは現在でも主流の科学界の
コンセプトとは大き違い、超常現象
などは「あり得ない」ものではなく、
それも確かに現象と認め、それも
含めての世界観に納得のいく説明が
できる理論や実証を構築しようという
画期的な物理学だったのです。
このコンセプトが公に発表された場所
にちなんで、これを「コペンハーゲン
解釈」と呼んでいます。
(私のブログもこれによく似たコンセプト
が根底にありますね。ただいちいち五感
のような鈍感な感覚領域での実証を
待っていたら、理解の到達点が制限
されるので、五感にこだわりたい方には
無理にわかっていただきたいと思わずに、
せず、五感の認識に囚われずに、高い
レベルの認識を得たいという方々と、
私の研究成果で得たような真理を分かち
合いたいというのが本来の意図です。)

量子物理学については、また別の記事で
詳しく説明しますが、彼がこのような
新しい科学の潮流を生み出した科学者
たちの発見や理論などをもとに、
超常現象について、科学的な見地から
も納得のいく説明がされるような画期的
な、この投影された宇宙という本を、
生み出したというわけなのです。

今回は、彼が体験してきた
ポルターガイスト現象(家の屋根に砂利や
石などが降り続けてきたり、テーブルの
上の皿が一斉に落ちたり、誰もが同時に
見られる体験をした数々のエピソード
があります)や、他人のオーラが見えたり
するような事についてではなく、
最近話題として取り上げている
体外離脱を、タルボット氏自身が体験
した話を取り上げたいと思います。

これは原著からの私の要訳といったものに
なります。

「」」内がその要訳部分です。()内は
私の注釈です。

「これは私がまだ10代だった頃の話です。
ある晩私は、いつもと違って鮮明な夢を
見ました。まず私は、自分が、自分の身体
の上を漂って、自分の眠っている身体を
上から見ている事に気がつきました。
その夢は全てが当惑させるようなもの
でした。なんと自分の感覚(身体の感覚)
はいつものベッドに寝ている自分の感覚
だったのです。つまり寝ながら、なのに、
上に漂って自分の身体を見下ろしている
という事です。とても神秘的な現実の
ような感覚です。でもそれでも自分は、
まだ自分はただ夢を見ているだけだと
信じきっていたので、とにかくまずは
この新しく発見した新しい自由な感覚を
楽しもうと思いました。
私は体重など感じる事なく、ふわふわ
浮いて、寝室を出てリビングに入って
いきました。するとなんと驚いたことに
リビングにある家具などは、起きている
時と全く変わらないように、完全に
一致して見えるのです。
(つまりこれは自分が夢を見ている
のなら、そこまで鮮明であるはずが
ないという感覚から来るものでしょう
確かに通常の夢では、もっとあいまいな
感覚になるはずですから)
しかも部屋のサイズまで起きている時の
まんま、なんの誤差も見当たらない。
全ての家具も置物も、起きている時と
同じように揃っているのです。
(単なる夢ではこうはいかない、唯一
の納得できる説明は、肉体を自分が
離れて実際にリビングにいるという事
だけなのです。)
ただ飛んでいる感覚がとても、素晴らしく
幸福感でいっぱいになり、自分が奇妙な
感覚でいる事などすっかり忘れて
家の中を、あちこち飛び回っていました。
急に私が飛び魚のように部屋を泳いで
みたら(まあスピードアップして見た
という事でしょう)窓が急に目前に迫り
ぶつかりそうになったのです。
でも私がパニックになる前に、その窓を
なんなくすり抜けて、驚いて振り向い
たら窓はなんの跡形もなくもとのまま
だったのです。そして私は、外に出て、
露に濡れた芝生を見下ろしました。
そのまま漂うように飛んでいましたが、
急に、ふと芝生の上に埋もれた本を
見つけたのです。
その本がよく見えるところまで、漂って
いき、それが19世紀のフランスの作家
モーパッサンの短編集である事を、確認
しました。しかし、自分はそれまで
モーパッサンなど気に掛けた事もなく、
もちろん読んだこともないのに、自分
の夢の中にそんなものが出てくるのは
変な感じがしました。
(タルボット氏が10代の頃という
のは、今ほどメデイアが発達していな
くて、体外離脱という現象が、それほど
なじみのない頃だったので、まだ彼は
これが、鮮明な夢の中であると思い
込んでいたという事でしょう。)
とうとうこれは夢の中だからこそ逆に
こんな馬鹿げたものを見るのだなと、
勝手に思い込んで、その本を確認した
あと、戻って夢を見ない熟睡状態に
なったのだと思います。というのも、
その出来事については、朝が来るまで
完全に忘れていたからです。

そして次の日に学校へ行く途中、近所の
女性が私を呼び止めたのです。
彼女がいうには、昨日私の家の近くの林
を歩いていた時に、自分で気がつかない
ままに、図書館の本を落としてしまった
ようだというのです。
彼女はその本を私に見たことがないか
聞いてきたのです。
そして彼女は私に説明しました。その
本は、モーパッサンの短編集だと、
それを聞いて私は驚きました。
私は彼女に昨日の晩の経験の事を順を
追って説明しました。そして一緒に
自分が昨晩夢の中で見たはずの場所に
いってみたのです。そしてやはり、
そこに本はありました。私がゆっくり
と漂っていった時のように芝生に
埋もれたそのままの状態で!」

“出典:「BEYOND THE
      QUANTUM」
 MICHAEL TALBOT著
BANTAM NEW AGE
         BOOKS刊”

彼は、このような超常現象を数々
体験しながらも、常に客観的に
納得のいく解明をしようとしている
ので、このあとも長々と考察を加えて
いましたが、単純に彼は体外離脱
体験をしたという事が確実だという
実例なのです。
既存のというか私たちが教えられて
きたような、主流の科学では、当然
これは幻覚だとか、錯覚だという事で
片付けられます。マスコミもほとんど
それに倣いますので、一般の多くの
方は、これを事実とは信じられない
ことでしょう。
しかし、ここまで私の記事を読んで
いただいた方は、どうでしょうか?
これは明らかに体外離脱体験ですよね?
しかも、その証拠を隣人とともに確認
してしまうという事で、これがれっき
とした現実である事がよくわかります。

そしてタルボット氏は、自身の多くの
超常体験を説明できるような真理を
求めて、のちに多くの優れた本を執筆
する事になったという事なのです。
そのうちの一つが今回の原著である
という事です。
まだ他にも取り上げるべき事がこの
本に書かれていますので、また要訳
させていただこうと思います。
しかし、少し骨の折れる作業では
ありましたね。電子辞書を頼りに、
えっちらおっちら訳したものです
から💦

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物質世界にとらわれない心理学その4      古代の叡知とつながる心理学


この記事は物質世界にとらわれない心理学
物質世界にとらわれない心理学その2
と物質世界にとらわれない心理学その3
という記事の続編になります。
前回までで、トランスパーソナル心理学
というものが、西洋科学に対して、
いかにインパクトを与えるものであった
かを説明してきました。
しかしこの心理学は、古代の叡知の再発見
であったという事なのです。
つまり、シャーマニズム、ヨガ、仏教や
道教の東洋の偉大な霊的哲学、ユダヤ教、
キリスト教、イスラム教の神秘主義的諸派
などで伝えられてきた事が、真実だと
いう結論に至ったのがこのトランス
パーソナル心理学というわけなのです。
なんせ、これらの結論に対して西洋科学
だけが、物質至上主義、五感で感知または
確認できるもののみが実体だとしている
わけです。
そしてそれは、私たちの教育そのもので
あり、また主流の権威ある世界の科学界
アカデミックそのものでもあるという
事です。当然マスコミもそれに従った
見解になっているわけですが、そもそも
西洋科学だけが、正しいように教育され、
科学界もそのコンセプトで統一されている
のは何故か?それは英米による世界的な
支配力によるものだという事です。
英語もそうですね。世界の公用語と誰が
決めたかって?そりゃ戦争などで勝って、
世界に対して支配的な権力を手に入れた
からです。文化的に優れていたからなど
では全くないという事ですね。
五感シリーズのその3の聴覚についての
記事で、日本語の周波数の方が、意識
レベルの高さに通じているという事を
紹介していますが、文化レベルという
意味でも、英米より高いという事は、
明らかです。江戸時代後期の日本人の
識字率は、70~86%以上だった
のに対して、当時のイギリスでは、
大都市で20~25%、それ以外の
地域では、1割程度にすぎなかった
といわれます。フランスはさらに低い
状態ともいわれていて、日本がダントツ
で識字率や就学率が高く、文化レベルも
高かったということです。
またアメリカでセンセーションを、
引き起こしたマクガバンレポートでは、
世界で最も健康的な食事は江戸時代の
日本の食事だという結論を議会で発表し
のちの日本食ブームの引き金になり
ました。
さらに江戸時代では数学的なレベルでも
世界初といえるものがいくつもある
という事も現在明らかになっており、
日本が、江戸時代ですでに、世界最高
水準の文化レベルであった事を裏付ける
事がわかってきました。
なのに「明治維新」という言葉ですよ、
これは、軍事力を誇る欧米、特に
アメリカが、日本に自分たちの文化を
押しつけてきただけのものであったと
いう事です。

さて今回の記事では、いかに西洋科学
の物質至上主義が、真理とずれている
かを、また前回に取り上げさせて
いただいたサイトから引用させて
いただきます。
まずは、前回ご紹介したスタニスラフ・
グロフの自身の過去生体験も含めた、
多くの臨床例により、輪廻転生を真実
だと認めたところからです。
当然主流のの西洋科学界は認めて
いませんが、太古から世界中で確かな
ものとして伝えられてきたという事も
紹介されています。

「」内が引用で、~が中略です。

「グロフの過去生
また、過去生の存在について、グロフは
その数多くの臨床例から強く確信するに
至りました。
これはいままで多くの人に否定されて
きた輪廻転生について、科学的に
アプローチし、その存在を認めざるを
えないという大きな事実なのです。
グロフ自身も何回も過去生の体験を
しており、その中でも特に不思議な
体験があります。
彼が1961年にロシアに行ったとき、
キエフのロシア正教の修道院、
ペコルスカヤ・ラフラのことを知り、
強く引きつけられどうしてもそこに
行きたいという気持ちになりました。
そこは訪問予定には入ってなかったの
ですが、どうしても行きたくなり、
一人でタクシーで行ったのです。
そこには数世紀の間そこで生活し、
死んでいった修道士全員のミイラが
並んでいました。
そして、そこにいるときにこの場所を
知っているという明確な感覚を抱いた
のです。そしてその中で変わった位置に
手をおいた一つのミイラに出会い、
不思議な感情を抱いたのです。
それから何年か後に催眠を使った
前世療法で彼は過去世に遡ることに
なりました。
そのときグロフは自分がロシアの
少年になり、大きな家のバルコニーに
祖母がいて手が不自由だったのを見ま
した。やがて彼は自分が顔に大きな
やけどをおおい、そのせいで屈折し、
満たされない思いと、みにくいやけどの
痕で拒絶される苦しみを味わっているのを
感じました。そして修道士になって、
ペコルスカヤ・ラフラで人生を終えようと
決意したことを思い出したのです。
彼は年をとるにしたがい、両手がひどく
変形していきました。死んだとき不具の
手は祈りの形に組むことができなかった
のです。グロフがロシアで気になって
見た修道士のミイラは、なんと驚くべき
ことに過去生の自分自身だったのです。
この前世療法でグロフは長年彼を悩ませて
いた官能性と霊性との間の葛藤が解消
されたのでした。

●過去生の体験の効用
グロフは過去生の体験のあと、
慢性的な鬱病、心因性の喘息、
さまざまな恐怖症、ひどい偏頭痛などの
症状が軽減されたり、解消されるのを
みてきました。そして、多くの情緒障害は、
現在の人生よりもむしろ過去生の体験に
その原因があり、その原因のある過去生の
体験を再体験すると消滅されるか軽減
されるといっているのです。
これは非常に仏教の教えに酷似しています。
過去生のカルマによって病気や、心の病が
おこるといわれています。~

~グロフは輪廻転生については観察可能な
事実があり、西洋文化における輪廻転生に
対する否定的な態度はニュートン的な科学
によって強くなったが、輪廻転生やカルマ
を説く宗教や思想は世界中にたくさんあると
いっています。
グロフは以下のような宗教をあげています。
ヒンドゥー教
仏教
ジャイナ教
シーク教
ゾロアスター教
チベット密教
日本の密教
多くの南アジアの仏教の諸派
ピタゴラス学派
オルフェウス教
プラトン主義者
エッセネ派
パリサイ人
ユダヤ教カライ派
ユダヤ人および半ユダヤ人のグループ
新プラトン主義
グノーシス派
中世のユダヤ人のカバラ的神学体系
アフリカの部族
ジャマイカのラスタファリアン
アメリカインディアン
新大陸発見以前の文化
ポリネシアのカフナ
ブラジルのアンバンダの従事者
古代ガリア人ドルイド僧
現代の西洋の神智学者、人智学者
初期の神秘的なキリスト教の一部
また、旧約聖書にも新約聖書にも
輪廻転生は説かれていましたが、
政治的理由から500年代に
コンスタンスチヌス帝によって
削除されてしまったという事実が
あるといっています。
こうしたグロフの研究は科学的にも
輪廻転生があるという事実を提唱し
つつあるのではないでしょうか。
これまで宗教でしか語られなかった
分野について、一心理学者として
まじめに研究しています。しかも、
LSDという薬を使用してなのです。
この薬がいままでの意識よりも別の
多くの意識が存在することを西洋人に
経験させたのです。」

“出典:「21世紀の思想の創造
          光の輪
」様”

まず輪廻転生ですが、世界中の宗教や
思想家、超常能力者などがこれを真実
だと、説いているのがこれでよくわかり
ますよね。逆にいえば、これで世界で、
西洋科学だけが特殊なもののように思え
ます。太古からの世界中の賢人たちが、
みんなピントがずれてて、真理に対して
鈍感なのでしょうか?
とんでもない、その逆だと思いますね。

また自身の過去生の体験と多くの患者の
過去生体験の事例からグロフ氏が
身体的な、また精神的な病状に改善が
見られたと言っているところもまた
重要だと思います。
「グロフは過去生の体験のあと、
慢性的な鬱病、心因性の喘息、
さまざまな恐怖症、ひどい偏頭痛などの
症状が軽減されたり、解消されるのを
みてきました。そして、多くの情緒障害は、
現在の人生よりもむしろ過去生の体験に
その原因があり、その原因のある過去生の
体験を再体験すると消滅されるか軽減
されるといっているのです。」
という事ですが、これらの過去生体験の
多くは、前回もご紹介したように、LSD
を多い目に服用した場合に起こるという
事から、LSDが危険な薬物どころか、
人体や精神に対して、非常に良い効果を
もたらすという事がこれで明らかになって
いるという点ですね。では何故禁止された
か、それは我々に覚醒してもらいたくない
からというのが、一番の理由で、しかも
健康にもなってもらいたくないからと
いう理由まで真実だと思います。
また過去生体験により、現在の病状や疾患
などの原因につながる過去の体験を
追体験すると、現在の自分の病状や症状が
軽減されたり解消できるというのですが、
これは仏教のカルマに相当するという事
です。さすがに仏教は、このレベルの真理
まで得ていたという事ですね。
また西洋占星術でも、また多くの占術の概念
でも、人生においてのネガティブな体験や
経験は、「浄化作用」があり、自身を解放
させるためのものだという考えがあり、
やはりこれも仏教のカルマや、過去生の
追体験と共通している概念だという事です
ね。

やはりスタニスラフ・グロフ氏は、多くの
トランスパーソナル心理学で、多くの
貴重な真理を提供してくれているのが、
これでよくわかります。

最後にスタニスラフ・グロフ氏のこの
心理学の中核となり真理ついて述べた
言葉を、再掲載させていただきます。

「それだけが、独立・分離してあるような
物質や物質的自我は意識のつくり出す
幻にすぎないことが自覚され、時間も
空間も絶対的なものではなく、自己は
五感を通さなくても、宇宙のあらゆる
場所に接近できる。
同じ一つの空間を同時に数多くの物が
占めることがありうる。
過去は過ぎ去ってもうないのでも、未来は
もう来ないものでもなく、今の瞬間に
体験的に引き寄せることができる。
人は、同時にいくつかの場所にいる自分を
体験することができる。
一つ以上の時間的枠組みを同時に体験
することも可能である。
部分でありながら全体であることができる。
形態と無、存在と非存在は互換可能である。」

これで、全ての時空が同時に存在し、全て
がつながっていて、全ての私たちは、
全時空の全存在であるという、私の
これまでのブログで申し上げた通りの
結論に達しておられるのがよくわかります
よね。少なくとも多くの点で共通していて、
そしてまたほぼ同じ真理を言っている
わけです。
もちろんこれは世界中の古代からの叡知
でも裏付けられているという事です。

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パラレルワールドは現実その12     未来を覗いて戻って来た男性


これは
超常現象とホログラム その3
という記事の微加筆分になります。
タイトルにいちいち改と書くと、もう
読んだしと思われてスルーされるのも
なんだかせっかくの記事が不憫なので
タイトルを、新記事のように書くという
ある意味せこい方法です<(_ _)>
ですが、パラレルワールド編に再編集
する時にこの記事を、忘れていては、
もったいないし、もう一度振り返って
いただいて損はないと思えるのです。

これはなんと何十年も先の自分の将来の
一場面を、体験して戻ってきた臨死体験者
の話ですが、ほとんどその未来は実現する
事になるのです。ただし、なぜだか少し
だけ違う未来です。つまりは、これが
パラレルワールドの一つの証明になって
いるという事ですね。
さてそんな不思議な体験を、是非ご覧
くださいね。

では元記事です

前回我々のオーラ場に刻み込まれて、
保存されているホログラムの立体動画
には、未来も含まれていると書きまし
たが、それは、これから二つの記事で
紹介する臨死体験者の方達の言葉で理解
が深まると思います。
これは超意識編の臨死体験者の言葉
シリーズにしても良かったのですが、真理
を理解するのに、とてもよいテーマ
なので、こちらの真理編にしました。
まずは、ムーディ氏の後に続いて臨死体験
の研究をしている人は何人もおられますが、
ケネス・リングという医学博士もまた、
その研究の科学的調査の中心的存在として
知られています。
そのケネス・リング氏の著書からの引用
です。

“次の例は、自動車事故でニア・デス経験を
して何年も経ってから、忘れてしまった夢の
断片を思い出すように、少しずつ思い出した
といっている点で珍しい男性の話である。
〈回答者〉
まるで映画のように、わたしは、私の生涯を
見たみたいでした。それで偶然起こったり
予定した通りに起こったことをいろいろ見た
んです。私は、自分の人生がどういうもの
だったか、さらに-私には果たしてそうか
どうかわからないけど-その未来の運命が
どうなるかってことまで見たんじゃないかと
おもうんです。
そういうことは簡単にいえるとは思わないん
ですけど、私は、ときどき、そのとき知った
ことが起こるのがわかって、“うわーっ”て
思うんです・・・ですから、とにかく私は
、私の人生の全貌がどうなるかっていう
ことを基本的に見たんです。
そうしていろいろなことを見せられた後-
それがどういうものだったか言葉でいうのは
どうにも難しいんですが・・・基本的に
映画を見ているようなものだったんです。
でもこの映画は、スピードアップされて
いて-一秒ぐらいな間に、おそらく一生の
できごとを全部やってしまうようなもので
-それが全部終わった後声が聞こえてき
たんです。実に慈愛のこもった声だった
んです。
  (中略)
とにかく私にはそれが誰だったかわかり
ません。ただ私が知っている声みたいで
もありました。
そしてそれが私にいったんです。
“フランク、今度は本当に全部だいなし
にしてしまったな”って。
  (中略)
この後、この回答者は、自分がした選択の
意識とそのときの気持ちについて話した。
〈回答者〉
・・・ベッドの端から(自分の身体を)
見ると、死んでいるみたいでした。
まさにその、私が私を見ることになった
瞬間が、選択のときだったんです。-
それでいいのか、つまり、お前はお前の
身体へ戻りたいか、それとも戻らなくても
いいのかという選択のときだったんです。
〈質問者〉
誰かがあなたに選択しろといったんですか?
それとも、あなたが自分で選択しなければ
ならないと感じたんですか?
誰が選択させたことになるんです?
〈回答者〉
例の声は“お前は全部だいなしにしてし
まった”といったわけですね。さっきいった
ように、私はその前に、基本的な私の人生、
どういうことが起こってきたか、これから
どういうことが起こるかということを示す
映画を見ているわけです。だから、いう
ならば、一種の使命みたいなものを持って
いる感じになっているわけです。
それで、私は基本的に、私の物理的な身体
と一緒にやっていくか、新しい世界に出発
するかを選択したんです。”
“出典:「いまわのきわに見る死の世界」
ケネス・リング著 中村 定訳
             講談社刊”
これは人生回顧の時に見るホログラム
画像が、未来のことまで投影している
ということを示唆する内容になっています。
その上で未来にはいくかのコースがあり、
それも選択可能だということです。
この時の場合、未来の種類がいくつかあり、
生きる事を選択した未来と、死ぬ事を選択
した未来と同時に存在するということなの
です。
「決めるのは一人で、選択が一つなの
だから、結果的に未来は一つなんじゃ
ないかと思われるかもしれませんが、
この時空を越えた、ホログラムの世界
では、未来は無数にあるという方が正し
いのです。
未来予知で息子が事故死してしまう未来
を夢に見た母親が、その事故を未然に
防いでみせたというような場合、夢に
見た、事故はやはり起こっていて、
そこに母親の助けの手が伸びるかどうか
が違っていたのです。
つまり、確かに母親は未来も映像でみた
のですが、その結果の部分だけ変えられた
ということです。
しかし、では母親が見た息子が死んでし
まう未来、つまりそのホログラム的
現実は消えたかというと、そのまま
残っているというわけです。
このことは、ホログラム的な我々の現実
世界には、無数の選択可能な未来が、
パラレルワールドのように同時に存在
しているということを示しているの
ですが、このことについて次回の記事
で理解を深められる、絶好の臨死体験者
の言葉がありますので、それをご覧
くださいね。

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サビアンシンボルとは?改2



いつもブログ読んでいただいてる方々に
そもそもサビアンシンボルがどのように
して生まれたかを、ご紹介する記事を
再投稿します。二回目以降の再投稿なので
読み切りです。再度ご覧になる場合は
もう一回あんみんのサビアン占星術編の
一覧からか、
あんみんのサビアン占星術編の一覧
からの記事でご覧くださいね。
エリス女史が、チャネリングで裏向けた
カードをシャッフルして、イメージ
していった360度のサインが、
アスペクトどうしでの神秘的なつながり
や、その意味まで示してくれている
のは、驚異的なレベルだと感嘆せざるを
得ません。
また宇宙言語としてのイメージの読み取り
なので、宇宙の真理についてのヒントまで
もたらしてくれています。
これは、本当に占星術の新しい局面を展開
させた画期的なシンボルだと思われます
ので、ますその成り立ちをもう一度
ご紹介しておきます。

1925年アメリカ カリフォルニア州
サンディエゴにおいて
超能力者エリスフィーラー(注1参照)が、
神秘家であり占星術研究家である
マーク・エドモンドジョーンズ氏の発案で、
占星術で使われる12サインの
シンボルマークとそれを30度にわけた
度数を全く表からは見えないカードに
書いて、合計360枚のカードを
シャッフルしていきながら、それぞれの
カードを裏向けて、チャネリングイメージを
思い浮かべるという試みか゜行われたの
です。
その思い浮かべられたイメージを口頭で
描いてもらったのを、マークエドモンド
ジョーンズが一枚一枚書き留めていった
ものが、360種あるサビアンシンボルと
呼ばれるものなのです。
そのカードの表面は最後の一枚まで、
彼女は知ることなく。一枚終わるたび毎に
裏向けたまま丁寧にシャッフルされていた
ので、全く裏向けたカードのシンボルサイン
と度数(乙女座の♍29とか
牡牛座の♉15など)は全く意識
しないままエリス・フィーラー自身の
霊的超常能力による純粋なチャネリングが
行われたのでした。つまり占星術としての
知識はほぼないエリスフィーラーが、
その実験をおこなったことになります。
ところでそれらのシンボルがとても
占星術として意味のあるものだと看破
していたのは、当のエドモンド・
ジョーンズ氏だけではなかったのです。
とりわけサビアンシンボルを研究する前に
すでに占星術界で名をはせていたディーン・
ルディア氏によって、占星術にとても意味の
あるシンボルとして、体系化されて
「サビアン占星術」として世間に発表した
のが、この占星術の発端とされています。
それ以降多くの占星術家が、このシンボルの
魅力に取り憑かれたように、それぞれの解釈
でサビアン占星術を研究し、鑑定に使用する
ようになったというわけです。 日本では
第一人者として知られ、最も有名な
サビアン占星術研究家であり、占星術鑑定家
でおられる松村潔氏が著書
「神秘のサビアン占星術」 や
「決定版決定版サビアン占星術」
(ともに学習研究社刊)で詳しく
サビアン占星術を紹介、解説しておられる
ので、一度手にされてはいかがでしょうか。
同じくサビアン占星術研究家の第一人者と
いわれている直居あきら氏も、
「定本サビアン占星学」
「究極のサビアン占星学」
(ともに魔女の家BOOKS刊)でこれもまた
詳細に、サビアン占星術を詳しく解説して
おられます。これもおそらく難解ですが、
もし興味のある方は読まれるといかに、
サビアン研究を奥深いレベルにまで研究
されたかと感心されることと思います。
もちろん松村氏の解釈もわかりやすい上に
奥深い解釈なのでこちらは、サビアン占星術
をこれから勉強しようとか、とにかく興味が
ある人たちにおすすめです。わたくし
あんみんは、これらの先生方の著書を読んで
学び、また独自の神秘研究また超常現象や
物理学などの研究で培った知識と感性を
それに加えた独自のサビアン占星術を創り
だしたというわけです。

(注1:日本での訳し方は透視能力者
とありますが、我々一般の日本人が
透視するというとイメージするのは、
たとえば見えない箱の中身を言い当てる
くらいのことですが、未来予知や遠隔透視
などは意味の中に入らないので、
エリスフィラーが示していたのは、
霊的な能力による未来予知などの超能力
だったのです。というわけでこの場合
超能力者として紹介した方が真実だと
いえると思います)

もう一回あんみんのサビアン占星術一覧

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臨死体験者の体外離脱について  その2

これは臨死体験者の体外離脱について
という記事の続編です。
レイモンドムーディ氏が、40年以上にも
わたる臨死体験研究の最初の成果である
処女作から、同氏の臨死体験中の
体外離脱体験についての見解を引用
させていただきます。

「」内が引用で、~が中略です

「多くの人が新しい肉体に関して、「浮遊
しているような感じ」とか「無重力状態の
ような感じ」とか「漂っているような感じ」
などと表現している。
物理的肉体に宿っている時、通常、わたし
たちには、多くの知覚手段が備わっており、
一瞬ごとに自分の肉体や肉体の各部分が
重要な役割を担っているのだが、実は
これに関係している位置や動作の有無が
わかる。いうまでもなく、視覚と平衡感覚
が重要な役割を担っているのだが、実は
これに関係している感覚がもうひとつ
ある。
つまり筋感覚で、これは腱、関節、筋肉
などの運動や、緊張をとらえる感覚である。
わたしたちは筋感覚を常に働かせている
ので、この知覚が麻痺しており、そのため
ふだんは筋感覚を通じて伝達される感覚を
意識していない。しかし、もしも突然
この知覚が切断されたら、一瞬のうちに
この感覚の欠如に気づくのではないかと
思う。事実、かなり多数の人が、霊的肉体
に宿っていた時、体重、運動、位置感覚に
関する物理的知覚が欠如しているのに
気づいたといっている。
 霊的肉体のこうした特性は、はじめの
うちは、能力の欠如のように思えるが、
得意な能力だと見なすほうが妥当である。
こう考えたら、よいだろう。霊的肉体に
宿っている人は、周囲の人々より有利な
立場にある。霊的肉体に宿っている人は、
周囲の人を見聞することができるが、
周囲の人にはそれができない(スパイ
なら、ほぼ例外なくこの状態を
うらやましく思うだろう)。同様に、
霊的肉体に宿っている人がドアの取っ手
に触れると、それが手の中をすり抜けて
しまうように思えるが、それならそれで
一向にかまわない。間もなくドアその
ものを、自分がいともたやすく通り抜け
られることに気づくからである。
こつさえのみこんでしまえば、この状態
で動き回ることは非常に簡単である。
物理的な物体は何の障害にもならないし、
別の場所への移動は極めてすみやかに、
ほとんど瞬間的に行える。
 さらに、物理的肉体に宿っている人間
には、霊的肉体を知覚する能力が備わって
いないにもかかわらず、霊的肉体に宿った
体験を持つ人々は一様に、充分な説明は
不可能ではあるが、霊的肉体はとにかく
何かであるといっている。霊的肉体には
外形あるいは形態があり(球形や無定形
の雲のような場合もあるし、本質的に
物理的肉体と同形の場合もある)、身体
の部分さえある(腕、脚、頭などに相当
する突出部や面)という点でも、全員の
話が一致している。全体的に丸味を帯びた
形状だったと報告されている場合でも、
はっきりそれと判る上部と下部の両端が
あったと報告されている例が多いし、
「体の部分」にあたるものについて言及
した報告さえある。
 この新しい肉体に関しては、様々な
表現が用いられているが、いずれの
場合も、ほぼ同じことを述べようと
していることが簡単に判る。
霧、雲、煙のようなもの、蒸気、
すきとおったもの、色のついている雲、
筋のようなもの、エネルギーの一形態
などのことばは、いずも似たりよったり
のことを意味しているのである。」
“出典:「かいまみた死後の世界」
レイモンド・A・ムーディー・Jr.著
         中山善之 訳
            評論社 刊”

最後の体外離脱の後に自分の体のことを
霧、雲、煙のようなものと表現する答え
はみんな共通していて、やはりプラズマ
現象の事をいっているのだとわかり
ますね。
超常現象で、プラズマは時空のゲート
としても働きますが、肉体から離れた
自分がプラズマの時空のゲートとして
存在しているという事は、生死の境界
線としての役割も果たしているという
事です。そしてその白い霧や雲が
やがて消滅すると二つのコースを
たどることになります。一つは、もう
一度肉体に戻って生き返ることです
が、もう一つはより高い霊的次元に
移行することなのです。
つまりプラズマの時空のゲートは、
私たちがこの世に入ってくるための
ゲートであり、また霊的次元に戻る
ためのゲートでもあるという事なの
です。
もちろん肉体を離れた事で自由に
なれたのが、物理的制約からのもの
で、ほとんど自在にあちこち飛び
回ったり、瞬間移動なども行える
ようです。
そしてまわりから見られることは
ない。
つまりプラズマ現象は、一時的なもの
でもあるようです。臨死共有体験者が、
人が亡くなる時に、白い霧や雲の
ようなものが、主に頭から抜けていく
ようだったと証言しているのも、
同じくプラズマ、それも生体プラズマ
といえるわけです。
また臨死体験中は、まわりの人の思念
まで読み取ったり、相手自身になって
みたりという事も多くあります。
これは霊的なフィールドでは、全てと
一体になるという事の裏付けでもある
のです。

臨死体験者について次回は、時間の
感覚についてです。

ではまた(^^)

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月の真実その1(真の科学的検証)改2修正分


真実の月編シリーズで重要なものを
再投稿している流れなので、月が実際
どのようなものなのかを知るのに、良い
記事を再投稿します。

この私の手元に一冊の本があります。
ご紹介しましょう。とっておきの一冊です。
「月は誰が創ったか?」
       -最も身近な天体の真実-
        クリストファー・ナイト
         アラン・バトラー著
原著の題が
「WHO BUILT THE MOON」
です。
もうこの本のタイトルだけみて、どれだけ
印象的な本か、予想がつきませんか?
どこぞによくあるなんちゃって宇宙論じゃ
ないの?って思った方、完全に思い込まさ
れた偽の世界観にどっぷりはまっている方
ですよ。残念ながら。

これまで月のエネルギーの真実その2
という記事で、満月の日に犯罪率が
上がったり、手術の出血事故が集中
したりするという統計をご紹介し、
月が科学的な意味でネガティブ
エネルギーを持っている事を説明させて
いただきましたが、それには理由が
あったのです。
その理由についてお話する前にみなさん
の月に対してのこれまでのイメージに
ついて、お話しさせていただきたいと
思います。
ほとんどの人は、月は自然にあの位置に
あるものだと固く信じておられる事だと
思います。実際古来よりとても神秘的な
イメージとして捉えられ、占星術でも
太陽と並んで最重要の天体として
扱われていますよね。
これが一般的な感覚というものだと
思います。
ですが、月のエネルギーの真実その2
が、私が紹介したようなネガティブな
エネルギーとしての統計などは、
ほとんどの人が目にした事がないで
しょう。
私たちは、自然の恩恵を受けて生命を
得て、月からも多大な影響を受けて
いますが、なぜネガティブな
エネルギーとしての側面があるの
でしょう。
その答えになるのが、この「月の真実」
という記事のシリーズだというわけなの
です。
まずみなさんの思うように、月が
「自然物」だという常識が一般的なのに
対して、科学者の得てきた観測結果は
「到底自然物とは思えない」という結論に
達するしかないというのが真実なのです。
私もこのことを知った時に、まさかと
思いましたが、いつものように
「疑わしきはとことん調べる」という
性質と方針のために、裏付けを取って
みたら、確かに「月は自然物ではない」
という結論にしかならないのです。
今回は、その答えの一つとなるものを
上記の「月は誰が創ったか?」から
引用させていただきます。~から~は
中略という意味です。

“    不都合な発見

これまでに発見したものを振り返ると、
地球と月と太陽の仕組みに絡んだ
数字遊びは、驚異以外の何物でも
なかった。~
~そこでキロメートルを使った次の
等式に注目した。

  月×地球 ÷ 100=太陽

これは要するに、月の円周を地球の
円周倍すると、結果は4億3666万
9140キロになる、次にこの数字を
100で割ると、43万6669キロに
なるが、これは太陽の円周の長さ、
正確には、その99.9%に相当する。
なんと摩訶不思議なことか!
もちろん、太陽の円周を月の円周で
割って100倍すると地球の極円周が
出る。
すでに指摘した通り、キロメートルで
表された太陽の大きさ(円周)を
地球の大きさ(円周)で割って100
倍すると、月の大きさ(赤道円周)に
なるのだ。~
~読者がどんな方でも、ここに記された
ことを読んで、まさかと思うに違いない。
それでも数字を検算すれば-どれもが
ちゃんと成立する。まだよくわからない
というのなら、次の事実をごらんいただ
こう。たしかにわれわれも発見したとき
には愕然としたのだ。
 月は対恒星回転周期が655.728
時間で、27.322地球日ごとに
一回自転する。
月の赤道円周が1万920.8キロ
あるとすれば、月の表面は1地球日
ごとに400キロ移動していること
になる!
以下の議論の余地なき諸事実を、一体
として考えてみよう。

月は太陽の大きさの400分の1である。
月は太陽と比べて地球に400倍近い。
月は1地球日について400キロ
メートルの速度で自転する。
これは偶然の一致だろうか?~
~地球は1日4万キロの割合で自転し、
月はほぼ100倍遅い速度で自転して
いる。月は常に地球に同じ面を向け
ながら地球周回軌道上を移動している
が、赤道の自転速度が1地球日の
きっかり1パーセントになるように
平均距離が保たれている。この数字は
どれも検証可能で、議論の余地がない。
これだけの事象がすべて偶然でありえる
だろうか?”
“出典:「月は誰が創ったか?」
    -最も身近な天体の真実-
      クリストファー・ナイト
       アラン・バトラー著
           南山 宏訳
         Gakken刊”

上にご紹介した事を補足すれば、
“月は太陽の大きさの400分の1である。
月は太陽と比べて地球に400倍近い。”
という事で、日食(月の影に太陽が
ちょうどの大きさで収まる事)と月食
(太陽の影に月がちょうどの大きさで
収まる事)という現象で周知のように、
地上から見る太陽と月の見かけ上の
大きさが一致するのは、上記の数値の
ような比率があるためなのです。
また4という数字が目立つのも、
メートルという単位が、地球の極円周の
4万分の1に設定されているから
でしょう。
到底自然にできあがった配置だとは
思えませんよね?
月の観測結果からもたらされる諸事実
から、月が自然物ではないという結論に
達した科学者や研究家は少なくないと
いうのが事実です。
ただし、そういう事はあまりみなさん
目にしたことがないですよね。
これも、もちろんいつもの「都合」に
よるものです。これを読んでいただいて
いる人の多くは、これだけで理解して
いただけるものと思ってます。

もちろん超常現象を認めたがらない
ような人の多くは、「そんなもの偶然
の一致だよ」とどんな事でも一蹴する
でしょう。
これは、わかりやすくいえば、これ
までの知識に合わないものは、存在
しないという、それまでの自分の世界
にひたすらこもりたがる性質を、
別の言葉で表現しただけなのです。
感性豊かな人は、どんな事に対しても
真実かどうか検証してみようという
好奇心が湧くもので、それが人として
自然の衝動なのですが、一言のもと
に信じがたい事実を受け入れない人は
すでに思考停止の状態に陥っている
ような人ですね。
これを読んでいただいているような方
は、大丈夫だと信じていますよ(^_^)

つまりこれは、月が自然でない何かしら
の意図によって、上記のような完璧な
位置に「配置された」という事が、当然
の可能性として考えられるというわけ
なのです。その事を支持する科学者は
みな一様にそのような配置が自然に
できる可能性は限りなく0に近いと口を
揃えます。もちろん重力などでも全く
説明がつきません。(重力はそもそも
基準となるエネルギーでもありませんが
ここは既存の知識にこだわる人々の
ために用意させていただいた説明の
仕方です。)
しかしとても信じにくい事ですね。
現代の私たちに、天体を配置するような
科学技術は存在しませんから。
それでも何か我々とは別の存在の意志が
介在しているとしか思えないような
「配置」と「動き」をしているのが
月という事なのですが、月については
まだその事を裏付ける事実が他にも
あるのです。
それはまたその2で書かせていただき
ます。
ではまた(^_^)

真実の月編一覧

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パラレルワールドは現実その11    超常現象とホログラムその8改微加筆


パラレルワールド編としてこれまでの記事を
加筆編集しながら投稿してきましたが、
当ブログでは、パラレルワールドについて
は、もともとからテーマの一つだったという
事がよくわかる記事ですね。
私たちの現実は、ホログラムつまり光の
波動の干渉として無限に記録され、そして
失われる事なく現在も存在し続けている事、
そしてその光の波動の組み合わせも無限に
存在して、パラレルワールドとして同時に
存在している事がわかる記事の一つです。

これまで臨死体験中のように、肉体から
意識が分離していなくても、また強力な
電磁界現象であるプラズマのゲートや、
地球のエネルギーボルテックスポイント
を通らなくても、日常の経験として、
時空を越えたホログラムに遭遇することが
あると紹介しましたが、その実例として
とても詳細な描写がされているものを、今回
コリン・ウィルソン氏の本から引用させ
ていただきます。

“生物学者アイヴァン・サンダースン
(一九一一~七三)は、動物学上の珍しい
行動を主に取りあつかった「続・事物」
(一九六九)という本の最後の章で、似た
ような体験をひとつ記録している。
「幻聴?」という章だ。サンダースンは、
〈オカルト〉にはいまだかつて興味を覚えた
ためしがないと述べたあと、妻とハイチに
住みながら、生物学上の実地調査に着手した
ときの様子を語っている。彼はある日
アスエイ湖に車で向かう途中、近道を間違
えたあげく、車輪まで泥にはまり、歩いて
引き返すのにほぼその晩丸々かかって
しまった。サンダースンと妻は、いっしょに
並んで歩いていた。助手のフレデリック・
G・オールソップは夫妻の先を歩いていた。
すると-

・・・ほこりっぽい地面から急に眼をあげる
と、さまざまな形や大きさをした三階建ての
家並みが、おりしもキラキラ輝く月光を受け
、ちゃんと影を投げかけて道の両側に続いて
いるのにはっきり気がついた。この家々は、
道路のうえに覆いかぶさるように建って
いたが、大きな丸石のパッチで、にわかに
泥だらけになってしまったらしい。イギリス
のエリザベス朝期あたりのものだったと
思うが、どういうわけか、わたしには
わかった-家並みがパリにあることを!
屋根には片方にだけ勾配があり、屋根窓や
破風、木造の柱廊玄関、ごく小さな加鉛の
窓仕切りのついた小窓がそれぞれいくつか
備わっていた。家並みの裏手から蝋燭を
ともしたような、どんよりと赤みがかった
光が放たれていた。材木を突き出して、
鉄枠の角灯を吊した家もいくつかあって、
風が吹いているように、どれもいっせいに
揺れていたが、あたりの空気は微動だに
しなかった・・・・・
 驚いて周囲を見まわしていると、妻が
静止して息をのんだ。おかげで、わたしと
もろにぶつかってしまった。いったいどう
したんだと聞いているのに、妻はしばらく
口も聞けない状態。ようやくわたしの手を
とって指さしながら、わたしが見ていた
ものを、そっくりそのまま述べたてた。
その時点で、わたしも言葉を失って
しまった。
 ようやく自制力を取りもどし、「なにが
あったんだと思う?」というようなことを
口ばしってみたものの、答を聞くと、
さらにいっそう驚いた。とてもよく覚えて
いる。妻はこう言ったのだ。「五〇〇年も
前のパリになんで来ちゃったのかしら?」
 それから、二人いっしょに見ていると
思われるものに驚いて立ちすくみながら、
個々に話の要点を拾いだし、細かいところ
や何やかやについて、たがいに指さしたり
質問をぶつけあったりした。
妙なことに、二人はいつのまにか体を前後
に揺らしていた。そして心ぼそくなって
きたため、フレッドに声をかけたのだが、
前方の白シャツはどんどん小さくなって
いった。
 それから何があったのか、あまり覚えて
いないのだが、フレッドのもとへ妻と駆け
よろうとして目まいを感じ、細長くて
ざらざらした縁石だと確信した物体に腰
かけた。どうしたんですかと尋ねながら、
フレッドも走って戻ってきたが、わたしは
最初何といっていいかわからなかった。
五,六本残しておいた煙草の〈管理人〉で
あるフレッドは、われわれの横に座ると、
一本ずつくれた。ライターの火が目のまえ
から消えたころにはもう、一五世紀のパリ
も消えてしまい、目の前にあるのは果てし
なく続くいまいましいイバラの藪と、
サボテン、むきだしの土のみ、妻もまた、
炎をのぞきこんだおかげで戻ってきた。
だが、フレッドは何も見ていなかった・・
・・・”
“ 出典:「超オカルト」
      コリン・ウィルソン著     
       風間賢二+阿部秀典訳
         ペヨトル工房刊”
ウィルソン氏はこのあと、ハイチに
15世紀のパリが現れたということ
について、なかなか理解できないと
していて、時間を越えてということは
ありえても、場所まで移動するという
事が、わからないという事らしいです。
時間を越えられるのなら空間も越えて
移動しても、同じ事だと自分は思い
ます。時空を越えた次元では、時間も
空間も完全に我々の知覚を越えている
のだから当然ですが、このあたりは懐疑
的なほどに、慎重なウィルソン氏らしい
のですが、その時の考察を取り上げて
みると

“なぜ15世紀の家々が二〇世紀の
ハイチに現れたのかという疑問は残る。
確かにハイチはフランス領だったが、
それは二世紀後のことだ。ガランとした
田舎道にその昔、古風なエリザベス朝期
の家々が残っていたという可能性は?
全体的に見て、それがもっともあり
そうな解釈に思える。とはいえ、家々が
跡形もなく消滅してしまうのは妙な感じ
がする。そしてこの解釈を捨てなければ
ならないとすると、二〇世紀における
一五世紀のパリの幻視は、今でも理解
できないのである。”
“ 出典:「超オカルト」
      コリン・ウィルソン著     
       風間賢二+阿部秀典訳
         ペヨトル工房刊”
まず無限の時空が同時に存在するパラ
レルワールドでは、時間も空間も我々の
知覚の制限が全くなく、全て自在なの
だということが理解できていれば、それ
ほど悩む必要はありませんが、ウィル
ソン氏のスタイルは、あくまで常識的な
観点から、丁寧に超常現象を取り上げて
いくものだから、理解しにくいのも当然
ですね。
今回の実例は、オカルトなど興味ないと
いっているサンダースン氏が、はっきりと
した感覚で、五世紀も前の別場所の風景を
見たと証言しています。また幻視などでは
ない証拠に、妻とも風景について細かく
話し合ってもいるのです。これは二人に
そのような異次元への感知能力が潜在的に
備わっていたこともありますが、時空の
ポケットに相当するような場所は意外に
多いので、そこへはまり込んだとも考えら
れます。なんせ建物の影まではっきりと
覚えていると断言しているように、全く
完全な現実として、二人は体験したという
事を意味してます。ほとんどの臨死体験者
も、時空を越えた次元を完全に明晰な状態
で経験したと証言していますが、その状態
の方が「目覚めている」と感じて、逆に
肉体に戻ってきた時の方が「眠っている」
かのようだといっている人もいるくらい
です。
このような実例を、素直に受け止めれば、
我々にとっての現実が、全く普段感知
しているものとは違い、次元を越えた
ところに全ての時空が同時に存在する
パラレルワールドがあり、我々の潜在
意識、つまり我々の本来の姿は、それ
とつながっているのだということが
理解できるようになると思います。
まだまだ時空を越えたホログラムは
続きがありますので、紹介しますが、
次は別の話題を取り上げようと思い
ます。

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月のネガティブな面の解釈とは?        月のエネルギーの真実 その2改2微加筆 


宇宙の真理編では特に真実の月編
土星の真実編の一連の記事で二つの天体に
関して多くの記事を書いてきました。
私の独自のサビアン占星術の解釈の中
でも際だって、目立つものがこの月と
土星についての解釈です。
特に月は多くの占星術家の方が、肯定的
なものとしての観点から、その影響を
説明する事に終始されていて、ほとんど
ネガティブなエネルギーとしては、解釈
されていないようです。
ただ少ないですが、ネガティブな
エネルギーとしての側面も持つ解釈を
紹介されている占星術家の方もおられ
ます。

最近取り上げましたマドモアゼル・愛先生が
よくぞ月のネガティブなエネルギーに
ついて紹介してくださったと思います。
(ただ今回の記事はまさに月の実体
エネルギーの統計結果という事になり
ます)
松村潔もその一人で、
松村潔氏を大尊敬する理由その1という
記事では、月の解釈のネガティブな側面も
説明されているとご紹介させていただき
ました。
私は、占星術研究よりも、真理や神秘に
ついて探究する事にかけた時間の方が
圧倒的に長く、その研究の成果として得た
事と、占星術の解釈をつなげて理解すると
いうスタイルを取っています。
そして月なども占星術とは関係なく調べる
機会があったので、月が我々にとってどんな
影響を与えるものかについて、様々な知識・
情報を得る機会があったわけです。
そしてその事を占星術に応用していったのが
この私のサビアン占星術の月に対する
解釈だという事なのです。
つまり多くの占星術家の方が、月について
古来からある占星術の知識をベースにして
学んでおられるのに対して、私はまったく
別のアプローチをしているというわけなの
です。
その別のアプローチが、神秘メッセージの
宇宙の真理編内の「真実の月編」の一連の
記事だという事なのです。
今回は、その記事の中から重要な一つを
編集して、ご紹介しようと思ったわけです。
その記事が以下です。

前回その1では、私たちの身体が、完成
されたものではないという事を説明
しました。そして、宇宙エネルギーに
よって、DNAに書き込まれた生命
プログラムが、不完全なものなので、
機能的にも、構造的にも完全でない状態
で、生まれてくるという事です。
その生命プログラムに主要な影響を与えて
いるのが、月だという事も説明しました。
ここでDNAというものが、親から受け継
いだプログラムだけでなく、生命として
生まれてくる時に情報を追加して生まれて
くるという事を、少し説明しておかなけ
ればなりませんね。
DNAの驚異の力その1でも
説明しましたが、DNAは超精巧
なアンテナとしての構造をしていて、
それは電磁気エネルギーの信号つまり
情報を受け取るのに最適なものである
という事です。
DNAがもし、親から受け継いだ
遺伝子をコピーするだけの固定された
ものであれば、このような形状には、
なりません。常に全方向からの
電磁気エネルギーと、そしてその
エネルギーの持つ情報を受け取る
ようになっているのは、それによって
自身のプログラムとして投影する
ためなのです。もちろんDNA自身
のプログラムが、その情報の選択を
担っているので、そのまま全て受け
入れるわけではなく、ベースとなる
プログラムを維持しながら、情報を
選択して受け取る仕組みになってい
ます。
我々が、言葉や音などの情報で常に
プログラムをマイナーチェンジさせて
いる事を、ロシアのガジャジャエフ
博士たちが、研究の結果つきとめている
という事です。

これで、生命体としてのプログラムに
その時点での宇宙のエネルギーが、
付加されるという事はわかっていただ
けると思います。
それが、人生の読み取りとして有効
なのは、その最初に書き込まれた
プログラムがベースとなって、人生を
生きていく事になるからです。
これが占星術の原理というわけですね。

魂の固有の意識もプログラムされる
という事は、のちの記事で前世記憶に
ついて書かせていただく時に詳しく
説明したいと思いますが、肉体に宿る
魂もプラズマエネルギーであるという
事は、亡くなった人の肉体から、
プラズマである白い霧のようなものが、
のぼっていくという事が目撃された
という、数え切れないほどの証言に
よって裏付けられています。
つまり魂はプラズマであり、肉体に
ある間は、循環して保存されている
電磁気情報だということなのです。
そしてそれがDNAに書き込まれて
生命が生まれてくるという事です。
また生命エネルギーもプラズマという
記事も、ご覧くださいね。

さて宇宙エネルギーによってDNAに
書き込まれる時に、肉体の形成や
無意識の感情や嗜好、行動パターンなどに
主体的な影響を与えるのが月のエネルギー
だと説明しましたが、そのエネルギーとは
どんなものか、詳しく証拠をあげて説明して
おられるデーヴィッド・アイク氏の著書から
引用させていただきます。

“2007年にイギリスの
「インディペンデント」紙は、
「月があなたの生活を支配している」
という見出しで、人間の行動に与える
月の影響を立証した研究のことを報道
した。古くから民間伝承では、月は
発狂(心身喪失)と関係があると言わ
れてきたが、この研究では人間の生活
の細部に至るまで深く月が作用して
いることが発見された。彼らは、
独自の研究に加えて50件もの研究を
評価し、月のサイクルの特定の段階で、
医者や警察の仕事が増えることを指摘
している。
満月のときには、医者の予約が3.6%
増加し、新月と満月のときには痛風と
ぜんそくの発作が最大を迎えることが
明らかになった。
ホルモンのバランスや、膀胱も影響を
受ける。「フロリダ医師会ジャーナル」
が発表したエドソン・J・アンドリュース
博士の発見では、手術後出血事故の82%
は、新月か満月の付近で発生している。
新月や満月付近では、手術そのものの件数
は少なかったにもかかわらずである。
(つまり出血事故は大半が新月か満月の
時期に発生しているという事です)
月の女神は常に生殖と出産に結びつけ
られるが、月は生殖に根本的な影響を
与えている。
ニューヨークでの14万件の出産データ
には、月の29.53日サイクルによって
出産に「体系的な変化が見られ、下弦で
ピークになることを示している。
その報告によると、「受胎がピークを
迎える時期からして、満月直後の明かりが
減退する時期に排卵が促進されることが
うかがえる」という。
ポーランド科学アカデミーのミハウ・
ジメツキ博士は、月のサイクルが人間の
生殖(特に受胎)、月経、出生率に作用
しており、こうした作用は、以前考え
られていたように、地球を引き寄せる
月の重力によるものばかりではなく、月
が人間のホルモンに与える作用もあると
述べた。
 (月経の28日周期が、完全に
月の周期とつながっていることも後で述べ
ておられます。)
     (中略)
満月の時期に犯罪が増えることが統計で
判明しており、自動車事故は月が欠ける
時期よりも満ちる時期の方が、顕著に
多いことが分かっている。
     (中略)
マイアミ大学の心理学者アーノルド・
リーバーたちは、ある地方で15年間に
わたって殺人のデータを研究した。
そして殺人件数を月のサイクルと照合
すると、ともに増減していることが
分かった。新月と満月が近付くと殺人率
は急上昇し、上弦と下弦では減少して
いた。また、オハイオ州の別の地方で
同じ調査を行い、とても似通った結果を
得ている。
アメリカ風土医学協会からのフィラデル
フィア警察への報告書では、殺人、無謀
運転、放火などの犯罪の件数は、満月に
ピークを迎えることが判明している。
満月のときには、監獄の囚人たちの喧嘩
、暴動、動揺が増えるようである。
ギリシャの哲学者アリストテレス、
ローマの歴史家の大プリニウスは、月が
潮流に影響を与えるように、最も
「湿潤」な器官である脳に影響を与える
と信じていた。
現代の科学では、これを否定する見解が
多いが、月がどれほど人間の認知に影響
しているかを理解していない。
それは月が動作している波長の多くは、
科学では測定不可能だからである。” 
“出典:「ムーンマトリックス
        〈覚醒編7〉」
     デーヴィッド・アイク著
       訳 為清 勝彦  ”

このように、満月の時に、人間の
感情やホルモンに影響を与えて、殺人
、無謀運転、放火などの犯罪件数が
ピークを迎えるという事や、
手術後の出血事故も新月か満月の付近で
大半が発生していること、また自動車
事故も月が満ちる時期の方が著しく
多くなるという事は、月が間違いなく
ネガティブエネルギーを有している
という事を、統計的に裏付けているの
です。
もちろん生命プログラムとしても、この
ような月のエネルギーを受け取って
生まれてくるので、そのネガティブな
影響は、とても大きいことを証明して
いるという事なのです。
つまり我々の身体が、完成体からほど遠く、
また痛みや苦しみなどのネガティブな
感覚や感情を持って生まれてくるのに
月の影響が深くかかわっているという
事なのです。

つまり私が、占星術の解釈で、月の
ネガティブな影響を説明するのには、
きちんとした根拠があるという事です。
蟹座の支配星が月で、その影響が
サビアンシンボルにあらわれている
事も説明してきました。

蟹座の影響を受け始める双子座28度
「破産宣告された男性」
蟹座2度
「広く平らな場所の上につるされた男性」
蟹座5度
「列車に破壊された自動車」
では、その蟹座の支配星月の影響による
暗示について説明をしておきましたので、
よければご覧ください。

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