今回は、真実の月編の新記事になります。
月による影響を統計から読み解く
という記事では、月のネガティブな
影響が、統計に表れていたという事を
説明しましたが、それをまずもう一度
掲載します。
もうよくよくわかっておられるという方
は、この『』内はとばして次にお進み
ください。
『』内が引用で、~が中略です。
『2007年にイギリスの
「インディペンデント」紙は、
「月があなたの生活を支配している」
という見出しで、人間の行動に与える
月の影響を立証した研究のことを報道
した。古くから民間伝承では、月は
発狂(心身喪失)と関係があると言わ
れてきたが、この研究では人間の生活
の細部に至るまで深く月が作用して
いることが発見された。彼らは、
独自の研究に加えて50件もの研究を
評価し、月のサイクルの特定の段階で、
医者や警察の仕事が増えることを指摘
している。
満月のときには、医者の予約が3.6%
増加し、新月と満月のときには痛風と
ぜんそくの発作が最大を迎えることが
明らかになった。
ホルモンのバランスや、膀胱も影響を
受ける。「フロリダ医師会ジャーナル」
が発表したエドソン・J・アンドリュース
博士の発見では、手術後出血事故の82%
は、新月か満月の付近で発生している。
新月や満月付近では、手術そのものの件数
は少なかったにもかかわらずである。
(つまり出血事故は大半が新月か満月の
時期に発生しているという事です)
月の女神は常に生殖と出産に結びつけ
られるが、月は生殖に根本的な影響を
与えている。
ニューヨークでの14万件の出産データ
には、月の29.53日サイクルによって
出産に「体系的な変化が見られ、下弦で
ピークになることを示している。
その報告によると、「受胎がピークを
迎える時期からして、満月直後の明かりが
減退する時期に排卵が促進されることが
うかがえる」という。
ポーランド科学アカデミーのミハウ・
ジメツキ博士は、月のサイクルが人間の
生殖(特に受胎)、月経、出生率に作用
しており、こうした作用は、以前考え
られていたように、地球を引き寄せる
月の重力によるものばかりではなく、月
が人間のホルモンに与える作用もあると
述べた。
(月経の28日周期が、完全に
月の周期とつながっていることも後で述べ
ておられます。)
(中略)
満月の時期に犯罪が増えることが統計で
判明しており、自動車事故は月が欠ける
時期よりも満ちる時期の方が、顕著に
多いことが分かっている。
(中略)
マイアミ大学の心理学者アーノルド・
リーバーたちは、ある地方で15年間に
わたって殺人のデータを研究した。
そして殺人件数を月のサイクルと照合
すると、ともに増減していることが
分かった。新月と満月が近付くと殺人率
は急上昇し、上弦と下弦では減少して
いた。また、オハイオ州の別の地方で
同じ調査を行い、とても似通った結果を
得ている。
アメリカ風土医学協会からのフィラデル
フィア警察への報告書では、殺人、無謀
運転、放火などの犯罪の件数は、満月に
ピークを迎えることが判明している。
満月のときには、監獄の囚人たちの喧嘩
、暴動、動揺が増えるようである。
ギリシャの哲学者アリストテレス、
ローマの歴史家の大プリニウスは、月が
潮流に影響を与えるように、最も
「湿潤」な器官である脳に影響を与える
と信じていた。
現代の科学では、これを否定する見解が
多いが、月がどれほど人間の認知に影響
しているかを理解していない。
それは月が動作している波長の多くは、
科学では測定不可能だからである。』
“出典:「ムーンマトリックス
〈覚醒編7〉」
デーヴィッド・アイク著
訳 為清 勝彦 ”
要するに西洋占星術でいう月のポジティブ
一辺倒の解釈とは裏腹に、私たちの生命
や感情にとって、大きくネガティブな
影響を与えているのです。
しかしながら、上にもありますように、
受胎・出産・月経などのリズムも月が
担っていて、生命には必要不可欠な
エネルギーでもあります。
事実現在の地上のほとんどの生物は、月
なしでは生存できないようにもなって
います。
ただここで、考えていただきたいのは、
その生命は、完全なものとはほど遠い
という事です。
その事は
月による生体プログラムとは?
私たちの身体は完全体なのか?
という記事で説明しておきました。
要するに、必要以上というか、むしろ
まったく必要のないものであるはずの
あらゆるネガティブな感覚や感情が、
肉体を通して、届けられるという事は、
なぜなのか、つまりそれは、生命の
サイクルや生体プログラムに影響を
与えている月の影響だという事なのです。
さてそんな月の影響が、太古の昔の
インドの占星術でも知られていたとは
驚きですが、そのエピソードをご紹介
します。
私たちに身近なインド占星術は、
ヴェーダ占星術とも、ジューティッシュ
とも呼ばれています。
先に説明しておきますが、私は
今回の引用元を、アイク氏の原著と
その邦訳本の両方からとっています。
というのも、翻訳の一部の言葉が、
原著の意図を、正しく伝えていないと
思われるからです。
つまり訳者の為清氏は、アイク氏の
マインド(mind)という言葉を
心と訳していますが、マインド
(特にアイク氏の意図するマインド)
とは、肉体的な知覚に基づく、思考や
感情や顕在意識の事を示していて、
深い潜在意識や、ハートチャクラから
つながる本来の自分の意識を示す
「心」とは全く別のものだという事
です。
だから、為清氏は、心と訳して横に
マインドとルビをふってますが、
私は原著通りマインドとして表記
させていただきます。)
『』内が引用で、~が中略です。
『ヴェーダの占星術は、人間と
地球への作用という点で、惑星や
月の位置や動きを解釈する
古代インドの天文体系である。
その起源は、何千年も前のインダス
文明にさかのぼる。
それによると、月がマインドを
支配し、思考も感情も支配して
いるという。また月は水星の父
であり、水星(知性)は月から
生まれたという。この体系によると、
水星が理性的なマインドを支配し、
月はそれ以外のすべて(過去の記憶
、条件付けされたパターン、感情的
な反応など)を支配する。こうした
行動パターンや反応は、まさに
人間支配の基盤であるが、これには
十分な理由がある。
人間は月から支配されているのだ。
我々はそれほど月の影響を受けては
いないという人は多いが、ゴキブリの
ような小さなものであっても、新月と
満月に連動し、血液の科学的組成に
ストレスに関連した変化が生じる
という実験結果が示されている。
(引用注:この部分はやはり重要
です、やはり月がストレスに関係が
ある事が、ここでもわかります。)
これは月によって誘発された地球の
電磁場の変化によって生じている
のではないかと言われている。まさに
それだ。月の影響は、「物質」的
経験のホログラム領域の全てが現れる
もとになっている非物質宇宙
(情報の設計図)で発生している。
電磁的な変化が、ホログラムの変化
になる。』
“出典:「ムーンマトリックス
〈覚醒編7〉」
デーヴィッド・アイク著
訳 為清 勝彦
原著:「Humanrace get
off your knees」
David Icke著
DavidIcke Books刊”
この原著の意味は、
「人類よ、囚われている罠から
抜け出せ」
というような意味になります。
最後に書かれた電磁場の変化という
ものが、月から発信される電磁気情報
によるものなのです。私はDNAに
直接届けられると説明してきましたが、
もちろん月から、地上もちろん海も
含めての全ての地球上とその生物に
対しても同様にその電磁気情報が
届けられているわけで、その届け
られた情報をDNAが読み取るという
解釈でもいいと思います。
そしてまたそのDNAによる認識が
脳の解読システムに連動して、
私たちのホログラム的な現実を
投影しているという事です。
とにかく太古から伝わるインド占星術
が、月は人間のマインド、つまり
肉体の感覚に起因する感情、思考など
を支配しているという理解だったのは、
とても興味深いです。
さらに過去の記憶、条件付けされた
パターン、感情的な反応なども支配
しているという事で、つまり私たちの
日常の顕在意識そのものを
支配しているという事です。
また月は水星の父という事ですが、
インド占星術やさらに西洋占星術に
なじんだ方々の多くは、月を「母」
というイメージで捉えているのに
対して、少しの違和感も覚えますが、
太古から伝わる、伝統的なインド
占星術では、そのように解釈して
いるのかも知れません。
ですが、太古のインド占星術が、人間
のマインドを支配しているという理解
であれば、現代のインド占星術より
深く月の影響を読み取れていたという
事になります。事実アイク氏によると
そのようであったという事ですね。
また水星は、理性的な知性という事
ですので、合理的な知性や思考、認識
というような能力を、人間に与えて
いるという事のようです。
とすると水星も地上の人間に対して、
電磁気情報を届けているという事に
なります。
合理的な知性や思考につながる
電磁気情報という事になると、つまり
コンピューターのような、機械的な
思考や知性という事で、まさに
デジタル情報のようなものとしても
捉えられます。
つまり人に合理的な知性を与える
水星の電磁気情報は、機械的な
デジタル情報だとすると、地上に
あるデジタルの電磁気エネルギー
で可動する多くの電子機器にも当然
大きな影響を与えているという事
ではないでしょうか。
そうなると見かけ上水星が逆行する
時期に、電子機器の不具合などが
起こりやすい理由も、この水星の
デジタル電磁気情報が逆行により
乱されるという事で説明がつく
というわけです。
とにかくこの水星にしても月から
派生したもののようですので、
私たちの認識に大きく影響を及ぼす
のは、やはり「月」であるという
事がわかります。
次回は、時間の認識も月が支配して
いるという事についてになります。
ではまた(^^)/