蠍座20度
「二つの暗いカーテンを引いて
開ける女性」
です。
いつも参考にさせていただいてる
松村潔氏の著書
「愛蔵版 サビアン占星術」
Gakken刊
の訳では、開けるという言葉はなかった
のですが、
原本を見るとaside(わきへ)と
いう言葉が入ってたので、これは
カーテンを両手で、両サイドに開いて
いる様子を表現しているのがわかりま
した。
そして暗いカーテンとある事から、
開いたのは、自分の内面、そして
潜在意識だという事になります。
つまり一つ前のシンボル蠍座19度
では、無意識でしたが、この蠍座20
度では、本来の自分の意識である
潜在意識を解放しているわけで、
自分の内面または意識を表現しようと
している事になります。
自意識というのは、潜在意識がセット
になって初めて、正常な状態になるの
で、それがなかったら、五感に反応
するだけの、まさに昨日のオウムの
ような無意識のロボットになって
しまいます。
心のない、冷酷な人もこれに近いで
しょう。つまり情感とか感情とか意思
などを示す意識は、潜在意識なしには、
働かないという事です。
このことは、また超意識編にも記事で
説明させていただきます。
今日は、自意識が自分に戻ってきた
ので昨日とは打って変わって、
自分の意思表示をしているという事に
なります。また自分の心に耳を傾けて
それに従った行動をするように心がける
と良いでしょう。
対称の180度のシンボルは、
牡牛座20度
「雲が風によりどんどん流れていく」
です。
こちらも原本を読んで訳し直しました。
これが適切な訳だと思います。
これも意識を示していますが、潜在意識
から浮かび上がってくるイメージや
考えが、次から次へと浮かんでは、
流されていく様子を示しています。
今日の蠍座のシンボルと同じく、潜在意識
をテーマにしているという点では同じです
が、蠍座のシンボルが、内面の自分の
意識を静かに見つめているのに対して、
この牡牛座のシンボルは、内面から
どんどんイメージやアイデアが、浮かび
上がってきては、遠ざかっていくように、
意識が変わっていくという事なので、
対照的なシンボルとなっています。
逆向きのエネルギーの90度のシンボルは
水瓶座20度
「大きな白い鳩、メッセージの担い手」
獅子座20度
「ズーニー族の太陽の崇拝者」
です。
水瓶座20度のメッセンジャーとしての
白い鳩は、平和や博愛を象徴しています。
これは、多くの人にメッセージを届ける
役割なので、個人的な内面の意識を暗示
する今日のシンボルの対称軸とは逆の
エネルギーになります。
獅子座20度の太陽の崇拝者とは、
自然の恩恵と、生命エネルギーが
届けられる太陽のパワーを受け取ろう
としている人を象徴しています。
これも地上の多くの人への生命エネルギー
という事を象徴していて、個人の精神的な
エネルギーを示す今日のシンボルの対称軸
とは逆のエネルギーになります。