天王星について

天王星は、アウタープラネットと呼ばれ、
冥王星や海王星とともに、太陽系の外側の
宇宙からのエネルギーを土星の影響下にあ
る社会および人の通常意識に持ち込むエネ
ルギーを持っています。
いわば物質の領域より高い次元から、物質
次元に変わる境界の役割を果たすのが、
この天王星なのです。
だから、我々の物質的エネルギーの原初
形態である、電磁波がこの天王星の象徴と
いうことになるのです。
実際この天王星の支配星は水瓶座なのです
が、水瓶座のシンボルマーク♒は波動、
電磁波をあらわしているので、その暗示
するものをよくあらわしています。
太陽系外からのこのエネルギーは、宇宙
意識の創造の流れなので、既存の社会
つまり土星による社会に対して、変革・
改革の力として作用します。個人としては
独立性や転職などの転機としての力にも
なります。
ただし、このエネルギーはそれまでの土星
の制限による力に対して、反発しようと働く
ために、逆にその力からの障害も受けて
しまう力ともなるので、バランスを持つ
意識が大事にもなってきます。
そしてまた、五感の世界を越えたエネルギー
が旺盛になるために、それを具体的な力と
して応用することができるため、科学や
占星学、心理学、洞察力などの才能も、
こちらの天王星でみるのが適切となります。
太陽系の内側からの自己創造の流れという
意味では、顕在意識つまり通常の意識が、
土星で完成されたあとに、潜在意識の
目覚めである天王星へと受け継がれていく
わけで、覚醒という暗示もあります。
もちろん海王星そして冥王星と進むにつれ
て、覚醒のレベルが上がっていくので、
天王星の場合は比較的浅いレベルでの覚醒
ではあります。
ここで大事なことを申し上げますと、我々
の本来の姿は、宇宙全体の意識なので、
それが魂という個人の意識として肉体に宿り
生命を得るわけです。つまり魂となる段階で
自らを小さな意識に制限したわけです。
ところが、生命にはもちろん限界があるわけ
で、最終的には本来の宇宙全体の意識に戻る
ことが予定されているというわけなのです。
これが太陽系の内側からの自己完成への流れ
というわけなのです。
つまり土星の外のアウタープラネットつまり
天王星・海王星・冥王星は、宇宙意識に戻る
ための影響力を個人にもたらす重要な役割を
担っているということなのです。
いってみれば太陽と一番外側の冥王星は、
どちらも自分の核としてのエネルギーを
持っているのです。
実はこれは近年の最先端物理学でも示唆され
るようになったトーラスという普遍的な
宇宙エネルギーの形態からも説明できるので
すが、それについてはまた別に説明させて
いただきます。

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