双子座1度のサビアンシンボルは
「静かな水に浮くガラス底のボート」
です。これは五感で世の中を確かめる
ような物質的意識の牡牛座から、内面を
見つめて知性や感情また潜在意識に
向かっているという双子座を象徴していて、
まさに1度からその変化を実感できるよう
なシンボルといえます。
サビアン占星術の大家であり、おそらく
日本で最も有名で最高の地位を築いて
おられる松村潔氏(もう一人直居あきら氏
も最高と呼ばれるような人です)によると、
牡羊座から乙女座までの6サインは、個人
意識の完成に向けた流れで、牡牛座の五感
から今度は知性や内面の成長の流れという
ことのようです。
ちなみに私は、松村潔氏の多くの著書から
とても質の高い知識や解釈を学び、それに
自分独自の研究分野で培った知識と感性
から、また全く新しいオリジナルの
サビアン解釈をしています。
サビアン占星術は特に占星術家によって
解釈が大きく変わりますし、それぞれが
理にかなった解釈をされています。
ただもう一人の大家直居あきら氏の解釈は
難解すぎて、自分の頭というか感性がついて
いけませんでした。
さて話は、双子座1度ですが、外に出か
けていって知性を高めるとい解釈でもあり、
好奇心を示すシンボルでもありますが、
知的好奇心、探究心は双子座の普遍的解釈
としても知られています。
これは自分の内面に対しても、まわりの
世界に対しても探究心がテーマになって
いるようなシンボルです。
180度の対称のシンボルは
「共和主義キャンプファイヤーの
威厳ある軍隊」です。
一見対称的に見えないと思われるかも
知れませんが、個人意識の双子座に対して
集合意識の流れにある射手座が、軍隊と
なってキャンプファイヤーの炎を見つめ
ながら闘志を燃やしている状態なので、炎
を通じて、軍隊全員の内面を見つめている
姿だとイメージできれば、対称と解釈する
のも不自然ではないでしょう。
ただ射手座のシンボルマークにもなっている
武器のイメージも入ってきているので、逆に
この双子座1度は、平和的なイメージの中で
好奇心や知性に目を向けるという暗示で
あるといえます。