双子座3度

双子座3度のサビアンシンボルは
「テュイルリー庭園」です。
この庭園は17世紀から19世紀にかけての
フランス絶対王権の宮殿の一つの中の庭園
です。あのヴェルサイユ宮殿だけじゃ
なかったんですね。あとルーブル宮殿も
この宮殿に隣接してあったということです。
これは王権などの支配が安定しているなか
での平和の象徴でもあるので、今の世界も
もちろん平和でないところもありますし、
権力が安定しているなかでというなら、
この日本もなんでしょうが、やはり一般の
人々になると、いろんな人が苦しんでいたり
知恵をしぼって苦労してたりします。
そんな中での安定であることを示すのが、
このシンボルの意味であることの証明が、
対称のシンボルにあらわれています。
その対称の180度反対のシンボルが、
射手座3度
「チェスをする二人の男」です。
これはやはり、一般の民衆の象徴である
個人同士が知恵をしぼり合い、そして争うと
いうまさに社会の一般の人々の一面の縮図
になっているので、知恵もしぼり出さず、
争う必要もない裕福な安定した王権レベル
の特権階級的な人々の感覚とは対称的です。
また90度のマイナスまたは逆エネルギーは
乙女座3度「保護をもたらす二人の天使」と
魚座3度「化石化された森」です。
天使が二人なのは、役割分担があるという
ことで、つまり人間社会のあらゆる階級に
霊的なレベルでは祝福があるという意味に
もなりますし、また多くの人に等しく祝福
があるという意味でもあります。
また「化石化された森」で化石化されている
のは、王権や一般の人々のような生命が
あるがゆえのドラマはなくて、すでに霊的な
存在へと変容してしまったことの象徴のよう
です。
もちろん森としての姿が永遠のものとして
描かれているというのは、生命活動の場と
して森が完成された姿だということもあら
わしています。
確かに今日のテュイルリー庭園なんかは、
いったん民衆によって破壊されるということ
になりますし、人々の争いなどの状態などは
時間とともに常に変化していきます。
この乙女座3度と魚座3度のシンボルライン
は、永遠を意味するのに対して、双子座2度
と射手座2度のシンボルラインは人間社会の
無常観を意味しているものになります。

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